「マシンとマット、どちらが効きますか」。体験のお申し込みで、いちばんよくいただくご質問です。でも、初めての方にお伝えしているのは、少し違う答えです。大切なのは効きの大小ではなく、自分のからだの今に気づけること。その入り口として、sou はリフォーマー(マシン)からをおすすめしています。今日は、その理由を書いてみます。
「どちらが効きますか」——実は、そこが最初の分かれ道です
マシンとマット、どちらが効くのか。気になるのは自然なことです。ただ、初めての方にとっての本当の違いは、効きの大きさではありません。「今、自分のからだのどこが働いているか」に気づけるかどうかです。ここを飛ばして強い刺激だけを追うと、頑張った実感は残っても、自分のからだのことは分からないまま、になりがちです。
リフォーマーは「動きを教えてくれる」道具です
リフォーマーは、バネの張力で動きをそっと補助してくれるベッド状の器具です。バネが正しい方向へ導いてくれるので、どこを使えばいいかが感覚としてつかみやすい。初めての方でも、はじめから「効いている場所」に気づきやすいのが、いちばんの特長です。
看護師として働いていた頃、自分のからだの不調に気づけないまま無理を重ねる方を、何人も見てきました。忙しい毎日ほど、からだの声は聞こえにくくなります。だからこそ最初の一歩は、鍛えることより「気づくこと」からだと考えています。リフォーマーは、その気づきを助けてくれる道具です。
マットは「気づいた感覚を、ひとりで確かめる」練習です
マットピラティスは、道具を使わず自分のからだの重さだけで行います。補助がないぶん、正しく効かせるのは少し難しくなります。マットが力を発揮するのは、マシンで一度つかんだ感覚を、道具なしで再現していく段階。いわば二歩目からの練習です。マシンで覚えた感覚を、自宅で思い出す時間としても役立ちます。

初めての50分で「つまずきやすい瞬間」で見てみる
スペックを並べる比較よりも、初めての方が実際につまずく瞬間で見比べたほうが、違いは分かりやすいと思います。定員3名までのレッスンで、私が隣から見ていて多いと感じる4つの場面で並べてみました。
| 初めての方がつまずく瞬間 | リフォーマー(マシン) | マット |
|---|---|---|
| どこに効いているか分からない | バネが方向を教えてくれて気づきやすい | 自分の感覚だけが頼りで迷いやすい |
| 力んで、呼吸を止めてしまう | 支えがあるぶん肩の力を抜きやすい | 支えようとして力みが出やすい |
| まわりと比べて焦る | 定員3名・その日のからだに合う強度で進む | 環境しだいで人目が気になることも |
| 続くか不安になる | 「できた」の実感から入りやすい | 自宅で続けやすいが独学になりがち |
それでも、sou が初めての方にマシンを勧める理由
リフォーマーを主役にしているのは、たくさん鍛えられるからではありません。バネの助けを借りて、自分のからだと会話する練習の入り口にしやすいからです。「今、どこが働いていますか」「呼吸は止まっていませんか」——マンツーマンの50分、あるいは3名までの静かな時間だからこそ、その小さなやりとりに、おひとりずつ丁寧に付き合えます。
運動が苦手でも、マシンについていけますか?
はい。リフォーマーはむしろ、運動が苦手な方の味方です。バネが動きを支えてくれるので、速さや回数を競う必要はありません。「できた」という感覚から始められますので、ご安心ください。
sou でのはじめかた
- 01
体験のご予約(LINE)
公式LINEからご希望の日時をお送りください。完全予約制ですので、じっくりお時間をとってご案内します。
- 02
カウンセリング
いまのお身体の調子や、気になっていることをうかがいます。うまく言葉にできなくても大丈夫です。
- 03
リフォーマーを体験
基本の呼吸と、リフォーマーの使い方から。その日のあなたのからだに合わせた、いちばんやさしい強度で行います。
大人数のスタジオが苦手で続かなかった私でも、ここは3名まで。呼吸の音が聞こえる静けさで、はじめて「来週も来たい」と思えました。町家の光の入り方も好きです。
おわりに
「効く方」を探すより、今日のからだに気づける方から。どちらが正解ということはなく、大切なのは、あなたが心地よく続けられることです。迷ったら、体験で両方の感覚を少しずつお試しいただけます。東山の町家で、お待ちしています。
Author

新井 遥
sou pilates studio 主宰/ピラティスインストラクター
金沢・東山のマシンピラティススタジオ sou 主宰。元看護師。呼吸とともに深い筋肉へ意識を向け、その日のからだに正直に動く時間を、おひとりずつご案内しています。
読んでくださって、ありがとうございます。
からだのことは、どうぞ直接ご相談ください。


